月曜日, 5月 14, 2007

AEDの講習を受ける

AEDの講習を受ける機会がありました。

AEDとは、心臓発作などで心停止してしまった方を助けるための装置です。心停止した方には、心臓に通常の脈ではなく細動が見られる場合があり、それを電気ショックでその細動を取り除くことにより、再拍動を促すものです。そういえばAEDが何の略なのか、聞いてなかったような気がします。

このAEDのおかげで最近でも助かった事例が新聞記事になっていました。助かったようで、本当に良かったです。日本での院外蘇生率は決して高くないのです。

緊急に必要なことは次の点です。
1.意識を確認する。周りの人に助けを求め、救急車を呼ぶ。AEDを持ってきてもらうよう叫ぶ。
2.呼吸を確認する。息が出ているか、胸が上下しているかを10秒以内に確認する。
3.可能なら人工呼吸する。2回。すぐに心臓マッサージに移る。1分間に100回ペースで30回数える。2回の人工呼吸と30回の心臓マッサージを繰り返す。
4.AEDがくれば、AEDのメッセージにしたがって処置する。

特に心臓マッサージの重要性が強調されていました。4分間脳に血液が送られなければ、脳に障害が残るおそれがあるからです。それで意識が戻るまで、もしくは救急隊員に引き継ぐまで、心臓マッサージは続けなければなりません。心臓マッサージは胸骨圧迫ともいわれていました。


写真は気道を確保しているところです。頭部後屈顎先挙上(とうぶこうくつあごさききょじょう)といいます。人工呼吸はこの状態でします。

だれも僕のそばで倒れてほしくありませんが、万一僕のそばで誰かが倒れるようなことがあるなら、勇気を持って習ったことを実行したいと思います。

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